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Scraps Yard

主にPS4での プレイ記録 FPS・アクション ド素人PLAY!!! チュートリアルでも死ぬよ!!!

ディビニティ オリジナルシン エンハンスドエディション

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ディビニティ オリジナルシン エンハンスドエディション


ディビニティ オリジナルシン エンハンスドエディション

ノルウェー(だっけか?)の開発スタジオで作られたRPGで
世界で100万本をセールスしました。
ほぼ無名に近いスタジオ製作で 100万本は 本当にすごい。
グラフィックはお世辞にも高いとはいえません。
キャラデザインも海外ゲーム感バリバリです。
ですが 戦略性の高い戦闘システムは TRPGを彷彿とさせる。
キャラはTRPGのためのアイコンだと思えば然程気になりません。



一目で「あっ これバルダーズゲートやん ヤッター!」って思いました。(*1)

ターン制の戦場は 視界や環境の要素を含み 常に流動的に変化します。
持ち込んだアイテムや環境を変化させる 魔法で 意図的に変えることも可能です。
PTを2つに分けて意図的に戦闘参加タイミングを遅らせる、周り込んで挟撃する。
など アプローチを変えることすらできます。


ここで とあるひとつのものがたり・・・


ーーー
海辺の洞窟内を移動中 突然化けガニの群れに四方を囲まれました。
戦士がタウント(挑発)のスキルで引き付けられるのは精々正面方向の2匹だけ
最後尾を守るアーチャーへ迫る残り2匹を押さえる事はできません。

2人に前後を守られた クレリックとウィッチは素早く作戦を練ります。
戦士は化けガニの猛攻を凌ぐ耐久力を持っています。
自ターンがくれば対処できるでしょう。

しかし、アーチャーは肉薄されれば脆い、二方向からの同時攻撃では
彼お得意の回避術も役に立ちません。
しかもアーチャー得意の弓矢は硬い外殻をもつ化けガニには効果が薄い。

クレリックとウィッチはアーチャーを守ることにしました。
まず クレリックが水術:レインでパーティーの周辺に雨雲を呼び出します。
激しい雨に打たれて 戦士もアーチャーも困惑しました。

水棲生物の弱点は雷撃ですが この状況で雷撃を放てば自分達もただでは済みません。
ウィッチの詠唱の声に 戦士とアーチャーは覚悟を決めて奥歯を噛み締めます。

ところが 体を貫く電撃はいっこうにやってきません。
ウィッチが唱えたのは水術:アイスウォール
アーチャーの眼前に身の丈を越える氷柱が2本そびえ立ちます。

突然 眼前を遮られた化けガニは左右に迂回してアーチャーを挟撃します。
大きく迂回した為 速度の乗った化けガニ達は 爪が突き立つはずの大地が
氷柱の放つ低温で凍りついていたことに気付かず
不恰好に足をバタ尽かせ 腹ばいに転倒してしまいました。

転倒した化けガニを見たアーチャーは
一方のカニに対して弓術:バラージを放ちます。
根っからのいじめっ子体質なアーチャーは 弱者の放つ弱点への嗅覚が異常に高く
彼の放った矢は甲殻の隙間を的確に射抜き化けガニは絶命。
返す弓でもう一体に痺れの矢を放ちます。
足元の水溜りは強固な氷と化している為 水を伝った感電の心配はありませんでした。

チラりと背後を見た戦士は
もはやアーチャーに危険は無いと眼前に集中します。

そこにウィッチの支援の投げキッスが届きます。
彼女は昔から魅惑的な容姿で男を奮い立たせる術に長けていましたが、
それは妖術:デセクレイションとして昇華されました。

戦士は体の内から湧き出る力を乱暴に化けガニに叩きつけます。
戦技:ブレイクブロウは 激しい打撃で幾多の敵の骨を砕いてきました。
化けガニの甲殻は斬撃には強固ですが 渾身の打撃には敵いません。
キューと泡を吹きながら絶命しました。
戦士は残った気力全てをもう一方の化けガニに叩きつけます。
戦技:フィストクラッシュを喰らった化けガニは目を回して伸びてしまいます。

再び背後を見やった戦士は アーチャーがもう1体の化けガニを
ハリネズミの様にしているのを目撃し 「アイツに弱点はみせるまい」と身震いしながら
化けガニの脳天をカチ割りました。
ーーー


ひとつの戦闘を物語仕立てで書いてみました。
こうゆう描写は TRPGには独特で リプレイを見たプレイヤーは かっこよすぎ
アワアワ言ってたじゃんっと 少々物議をかもす場合もありますwww

これがTRPGだったら ですがねw

これは立派にコンピューターゲーム。
ターンを計算し、敵の行動を予測し、そして敵の裏をかく。
上に書いた戦術は実際に使用できるもので 空想の物語ではありません。
もっともAPの消費を考えれば かなり上級なキャラクターでしょうけどwww

ここに書かなかった
悪党:ダッシュ(状態:ヘイストを付与)や
悪党:アドレナリン(次ターンの増加AP50%分を先取りで獲得するが
次ターンに総APの75%を失う)
なんかを使えば中級クラスでも実現できない戦術ではありません。
グレネードやスクロールみたいなアイテムもありますから
スキルが無くても代用手段はあります。

敵のアーチャーが強力だなぁ 全滅するわぁ とかいう場面もあります。
そういう場合は全滅した戦闘の経験を生かして
煙幕爆弾を投げて開戦するとか、戦闘前にオブジェクトを移動しておいて
視界を遮っておくとか 色々手段があります。

戦闘が予想される場所に 小細工をかけるのは TRPGの醍醐味ですが
このゲームはそういったところも 再現できるので 非常に楽しいです。

以上の点を踏まえて 正直に「戦闘の難易度」は高めなゲームです。
難易度を上げるほど敵も芸達者に多彩に攻めてきます。
剣士なのに魔法使うの? なんて序の口ですw
雑魚だと放置してたら 次ターン大魔法で 壊滅的とかありますからw
グレネードに魔法に特殊矢で開幕で盾役死亡とかも良くあります。
麻痺や転倒が解けた敵は APの蓄積で大技や絡め手を使う機会が多いのです。

もっともそれはこっちも同じ条件ですけどね。

物語中でも書きましたが 一見して 自分達が不利な状況でも
使い方次第で なんとでもなります。
煙幕を張るのは敵側にだけ 魔法を使うのは敵側にだけという固定観念を捨てれば
取れる戦術も増えます。
自陣に煙幕を張るのは結構 優秀な手段なんですよ?w
敵の目が届く所に オトリの召喚魔獣を呼んでおけば ひょこひょこ前進してきてくれたり
するのでねwww

戦闘面だけでもTRPGっぽいんですが
マルチプレイ対応で さらにTRPGっぽくなります 特定の事柄に対する主人公2人の
話し合いとか 選択肢ででますし。
AIを設定しておけば 戦闘では頼りになるけど 堅物な騎士とか作れるので
シングルプレイでも安心(安心?)
2人で左右分割画面で まったく違うことを同時進行できますし
結託して盗みを働くこともできます。

マルチ時の1画面分割画像

シングルプレイでも操作キャラ入替で 対応してますけど
たぶん お前なにしてんだよっ とか相手の画面みながら
プレイしたらもっと楽しいと思います。
まじでマルチ推奨RPGだわw

ただクリアするのに おそらく100時間程度かかるので
よほど仲が良くないとエンディングに辿り着けないかもwww

「狂人」と「自由人」だけはオススメしないAIです。
こいつら本当に 予想外な選択肢選ぶので 頻繁に意見の対立 じゃんけん勝負が発生して
テンポが悪くなるwww

ウィッチャー3でも戦闘の多彩さやビルドの楽しさもありましたが
こちらのゲームはターン制でゆっくりじっくり戦術を練る純RPGです。
ウィッチャー3の様に緊迫した戦闘体験ではないですが
多対多の戦闘は逆にウィッチャーに無い 深い戦術を生みます。

あいかわらず ほんまあ(*1) は いいゲーム見つけてくるわぁ
グラフィックとかキャラ物にこだわりがなければ やってみて損は無いですよ。



*1 日本語未訳のTRPG"AD&D"をモデルに作られたPCのRPG。
多くの洋ゲー 古参や猛者を苦しめた(テキスト量的に)
開発は 今や有名所となったカナダのBioWear

*2 スパイクチュンソフト ローカライズプロデューサー 本間覚さんの愛称
ゴリゴリの洋ゲープレイヤーでFPS愛好家でもある。
趣味がゲームの翻訳で 学生時代から ゲームの有志翻訳を手がけていたことを
NGC(ニコニコゲーム実況チャンネル)にゲスト出演した際に明かした。
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